Aメロが書けたならば、次はBメロです。
Bメロは一般的にサビとAメロを「つなげる」役割を担っているため
一般的には他の箇所よりもボリュームが少なめです。
Bメロは頭脳戦!
書ける言葉数は少ないけれど、意外と許容範囲の広いのがこのBメロ。
よって、一番頭を使う部分とも言えます。
消去法として、絶対にやってはいけないことは「Aメロと同じような事を繰り返し書く」ということ。
もちろん、サビで書いた事をフライングしていってしまうのも厳禁です。
Aメロのフォーカス、サビへのステップ
一番基本的なBメロの作詞法は「フォーカス」です。
Aメロで具体的な”情景”を伝えたのであれば、Bメロでは”心情”を書いていきます。
Bメロ作詞一例
《Aメロ》
あなたの事を想いながら
ひとり月を眺めてる
「ずるいよ…」 冬の風
指の先が冷たい
《Bメロ》
今日はもう
他の「誰か」の人
いまこんなにも
あなたのやさしさに会いたい
あなたの事を想いながら
ひとり月を眺めてる
「ずるいよ…」 冬の風
指の先が冷たい
《Bメロ》
今日はもう
他の「誰か」の人
いまこんなにも
あなたのやさしさに会いたい
Aメロでの状況を受けて、より主人公をクローズアップする。
そしてサビに書いた「一番伝えたいこと」をより明確に伝えるためのワンクッションがBメロだと考えましょう。
今回の例では、Aメロの歌詞からの流れで主人公の心情へとフォーカスしましたが
Bメロはとにかく許容範囲が広いので、歌詞の内容がブレない程度に
ガラリとシーンを変えたり、予定調和でない進行
をしても面白い効果を得ることが出来る箇所でもあります。
by 純乃 吟 ( PRODUCERS,INC )
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