『歌が上手くなければ歌手になれないと思っているあなたへ』でお話したように、
歌が人よりもうまく無いからといって、歌手の夢を諦めることはありません。
歌がある程度歌えて、「歌詞が書ける」という武器を持っていれば、
「歌詞が書けない」「歌詞を書かない」歌手志望の人よりも一歩先を行けます。
しかも「歌を歌える」あなたは、既に「歌詞を書ける人」でもあるということを
『歌手を目指している人こそ、良い歌詞が書ける理由』でお話しました。
そして今回は、歌詞を書くことがあなたの歌声をよりオリジナリティのあるものへと変えてくれる、
そんなお話しです。
あなたの歌声を活かす歌詞を知る
歌手デビューしたら何を歌う??
あなたの夢が「歌手としてメジャーデビューすること」ならば、
デビューできた暁には、どんな曲を歌うのでしょうか?
きっと憧れの歌手がいて、「その人のような歌(曲)を歌いたい!」
というボンヤリとした理想はあると思います。
しかしそれは
本当にあなたの歌声にあっていますか?
実際のアーティストの例を挙げるならば、
JUJUさんは「大人の恋愛」をテーマにした歌詞が彼女の切なくかすれた歌声にばっちりとハマっています。
西野カナさんはハリのあるキラキラとしたハイトーンが「素直」で「可愛らしい」歌詞に合っています。
安室奈美恵さんは裏声をあまり使わず、太く強い歌声が「芯のある女性」をイメージさせる歌詞にピッタリです。
実際にこれらは、彼女たちのデビューに向けて音楽会社が狙った戦略の1つだとは思いますが、
歌声と楽曲がここまでシンクロするまでには、それぞれに右翼曲折もあったことでしょう。
あなただけの「オリジナリティ」を作ろう!
ここで私が提案したいこと。
デビューや音楽会社との出会いを待つ間に、
いち早く「自分の歌声にあった歌詞」を見つけてみませんか?
あなたの声で歌うことで、その説得力が何倍にも増すような歌詞がきっとあるはずなのです。
そして、もしそんな歌詞を自分で作れたならば、それは圧倒的な「オリジナリティ」になるでしょう。
数えきれないほどの「歌手を目指す」ライバルがいる中で、
歌唱力を磨きながら順番待ちのようにデビューを目指しているのであれば、
その時間を有効に使って、他の人にはない歌手としての「オリジナリティ」を身につけるべきなのです。
歌手デビューを目指すあなたが今するべきことは、
「歌の上達」だけではなく、歌手になった自分をよりリアルにイメージし、
そのために必要な「準備」をしていくことなのです。
歌詞を書くことは、そんな「準備」の第一歩だと言えるでしょう。
by 純乃 吟 ( PRODUCERS,INC )
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