『歌が上手くなければ歌手になれないと思っているあなたへ』では、
歌手を目指す人が歌詞を書くべき3つの理由をお伝えしました。
それでもまだ「歌詞なんて書けなくてもいいんじゃない?」と思っている人もいるでしょう。
その気持ちはとても良くわかります。
今はまさに「歌詞」の時代!
人が音楽を好きになるには様々な理由があると思います。
- 歌声を聞くのが好き
- サウンドが好き
- メロディが好き
- アーティストのキャラクターが好き
私ももともとは「メロディ」や「サウンド」から音楽を好きになったタイプなので
「歌詞」は二の次、もしくは歌詞の意味を理解しないまま聴いていた曲もありました。
しかし時代の流れとともに、今、歌詞は面白い発展を遂げているのをご存知でしょうか?
SNSで歌詞が大拡散!
今やSNSは殆どの人が利用しているツールですが、特にTwitter上で面白い現象が起きています。
ブログなどとは違い140文字の制限があるTwitter。
そこで
アーティストの歌詞を「つぶやく」人が急増しているのです。
そして更に興味深いのは、そのアーティスト自体を好きかどうかに関わらず
自分の心に響いた「歌詞」単体で使用しているというところ。
メロディも歌もない「言葉」のみの歌詞を部分的に切り取ってつぶやき、それに共感した人はリツイートしていく。
それがどんなアーティストのどんなメロディの曲か、ということに執着すること無く、
「言葉」としての歌詞から、全く知らなかったアーティストを好きになる。
今までにはなかった全く新しい音楽の広がり方が「歌詞」というアイテムによって、今まさに生まれているのです。
アーティストは、良い歌詞を歌うことで拡散される確立が高まると同時に、
それが本人が書いた歌詞であれば尚更、「カリスマ性」のあるアーティストとして認識されてゆくでしょう。
実際に「歌詞が良い」という理由からTwitter上で注目されているアーティストは、既に多く存在しています。
言葉から始まる音楽の時代
ネットが普及した今の時代、YouTube , iTunes , SoundCloud など、音楽はいたるところで聞くことが出来ます。
しかし、それは音楽だけでなく、言葉にも同じことがいえます。
今ほど「言葉」が影響力を持ち、
更には「言葉」が独り歩きする時代 があったでしょうか?
Twitterのリツイート、Facebookのいいね!、LINEのグループチャットでも
多くの人に「自分の言葉」を届けることが出来ます。
それは「自分が歌った歌」を届けることよりもはるかに簡単に、
そしてより多くの人に届けることが可能だということです。
まさに今こそが「言葉の時代」「歌詞の時代」といえるのではないでしょうか。
歌手を目指す人の最終目的地はもちろん「歌」を歌うことです。
しかし「言葉の時代」といわれる今、「歌詞」という拡散される可能性が最も高い手段を
みすみす見逃す手はないのではないかと、私は強く思っています。
by 純乃 吟 ( PRODUCERS,INC )
【 関連記事 】