個別ミーティングは10人いれば10人違う内容になりますので一概には言えませんが、各位が目指す目標に対し ‘現実的に’ 進めるためのプランニングをしていきます。
歌をもっと練習しろ、そんなことは誰だって言える
(アーティストへ)
日本の住宅と生活環境はミュージシャンにとって手厳しいものであります。
例えば上京してバイトをしながら、となると限られたわずかな時間に家賃もそこそこの防音でない物件では萎縮しながら練習しなければなりません。
また常に先々の不安と対峙するストレスの中で、練習に気持ちが向えない日々もあるわけです。
そういった部分はプライベートの範囲でもあり介入すること自体がお節介かもしれませんが、目標を攻略することにストイックになればなるほど、実はとても必要なことだと感じます。
根性論、精神論だけじゃなく実際どう解決するか?
ここを提案することを大切にしています。
いい曲、詞をかけ、そんなことも誰だって言える
(アーティスト・クリエーターへ)
『ディスカッションとは?』の記事でも述べましたが、いい曲なんてものに定義はありません。
例えば売れている曲をいい曲だと信じている人もいますし、売れている曲が私は嫌いという人もいます。
Stevie Wonder が眠いギャルもいます。
自分の曲や詞が万人受けし皆がハッピーになって欲しい…そうだとしても、まずは無視されたり嫌われたりすることを恐れず自分の作風を作っていきませんか?
なんとなく相手の顔色を伺っているような作品は相手にはまず届きません。
嫌われたとしても誇りをもって守りぬく自分の作風、そこからひとつずつスキルを積み上げれば
真のオリジナリティーも発揮できます。
みんなに受けなくても…と恐れず覚悟をする、そして、そんな俺の作品をどうやってみんなに美味しく聞いてもらおうか?と思案していくプロセス。
このプロセスと現場の制作テクニックとの併用で、そのアーティストやクリエーターの「いい曲、詞」が誕生していきます。
ファッションやダイエットなどビジュアル面のプランや課題は練習や制作と同じ比重かそれ以上大切
(アーティストへ)
私は何着たってブス、どうせ俺はイケメンじゃない、そう感じていても結構ですが、
例えばですが
スチールと動画、どっちが魅力的に見えるか考えましたか?
その過程で、
表情の練習を鏡の前や動画撮影をして研究しましたか?
憧れの人の真似ではなく、自分に近い人の美味しいところを取り入れたりしましたか?
普通に生きていれば写真を撮られるときに自然な表情、笑顔すらロクに作れません。
普通の顔してって言われても、普通って何??になりますね。
ビジュアルの課題は誰もが山程ありますが、アーティストキャラクターを鑑みたうえで音楽面と同じくらいの比率で提案し、結果を求めていきます。
リスニングはめちゃめちゃ大切
(クリエーターへ)
曲やアレンジ、トラックで勝負をするのであれば一にも二にもまずはリスニングを貪欲にしていくことを提案します。
好きな曲を沢山聞くだけじゃなく、とくに洋楽ビッグネームを60年代あたりから現在まである程度聞かないと、おそらくトレンドが掴めないのではないでしょうか。
それであの曲は新しいとか古いとか感じてもあまり意味がありませんので、リスニングレポート課題なども定期的にしています。
ある程度実力がついたら作品提供やコンペ対策をしていきますが、そこでもオーダーが何を意図しているのか理解が届かない状態では進めません。
※とはいえ作曲を志すのであれば、こんなこと言われなくてもいろんな曲の味見をしたいという欲求がないと先々は心配です。
by Yutakeda ( PRODUCERS,INC )
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